カッティングステッカーを作る

 「デザインが細かすぎるのでお受けできません」と数々のカッティングステッカー制作会社から断られ続けたデザインでしたが、スキャンカットでカットすることできました。鋭角部分の捲れなども全くなく、完璧な仕上がりです。

カッティングステッカー完成品

1.必要な道具


  • カッティングマシン本体

  • ステッカーシート

  • アプリケーションフィルム

  • アートナイフ

  • 細工用カッター

  • カッターマット

  • 裁断機

2.ステッカーシートの準備

 作りたいサイズのカッティングステッカーシートを用意します。今回は、ホワイトメタリックラメ(SP-50WC)を使用してみます。

準備したラメタイプのカッティングシート

 はさみやカッターでもカットできますが、裁断機を使うと直線直角にキレイなカットができるので、無駄も少なく簡単に切ることができますよ。

裁断機を使ってカット

3.カッティングマットのセッティング

 さきほどカットしたステッカーシートをカッティングマットにセットします。スキャンカットに付属しているへらを使い、しっかりと密着させましょう。

カッティングマットにヘラを使ってセット カッティングマットにセットが完了

4.カッティングマシンへデータ読込

 スキャンカットでは紙からもデータを取り込むことができますが、細かいデザインはラインが荒くなるので、キレイに作りたい場合は、イラストレーターやフォトショップなどでデータを作成し、USBメモリを使ってスキャンカットに取り込みましょう。

 今回はイラストレーターで作成したデザインデータを使っています。

スキャンカットキャンバスで読み込んだデザインデータ スキャンカット本体に読み込んだデザインデータ

5.カッティング

 刃先の長さ・カット圧・カットスピードを調整します。はじめは、[刃の長さ:1][カット速さ:1][カット圧力:1]の設定でテストしてみて、様子を見ながら微調整を加えていくといいでしょう。今回のデザインでは、[刃の長さ:2.8][カット速さ:1][カット圧力:-4]に設定しました。

スキャンカットでカッティング開始

6.余計な部分をカットする

 アートナイフ、ピンセットを使いながら、シートの不要な部分を剥いでいきます。今回のような鋭角が多いデザインの場合は、必要な部分が一緒に捲れてしまうことが多いので、捲れてほしくない箇所は、ナイフで抑えながら慎重に剥いでいきます。

 今回はサイズが小さい割にデザインが細かい為、所々に中継用のカットラインを入れておきました。こうすると、剥ぎとったシートが邪魔にならないので、作業が非常に楽です。

余ったシートをカットしやすいようカットラインを入れる

 徐々に剥いでいきます。

シートを剥ぐ為のアートナイフ シートを剥ぐ作業の経過様子(序盤) シートを剥ぐ作業の経過様子(終盤) シートを剥ぐ作業が完了

7.アプリケーションフィルムを張る

 ステッカーより少し大きめにアプリケーションフィルムを切り取ります。

準備したアプリケーションフィルム

 しっかり密着させながら、ステッカーの上に張り付けていきます。

アプリケーションフィルムの貼り付け

 ステッカーからはみ出たアプリケーションフィルムをカットして完成です。

はみ出たアプリケーションフィルムのカット
スポンサードリンク